「なんだか最近鏡を見るのがイヤになってきた……」なんてことはありませんか？
ほうれい線があると顔がグッと老けて見えてしまいますよね。
さらに、メイクをしても隠すことができないので厄介です。
このほうれい線を放っておくと、年齢を重ねるにつれて線が深まっていってしまいます。
そこで今回は、ほうれい線ができやすい人の特徴と撃退する方法をご紹介していきます。
ほうれい線の原因とは
肌弾力が低下したことによる「たるみ」
最初に挙げられるのが、肌の弾力が低下したことによる「たるみ」です。
私たちの肌の真皮層にはコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンなどの成分があり、これらによって肌の弾力が保たれています。しかし、これらが失われることで肌の弾力が低下し、たるみに繋がってしまうのです。
この肌の弾力の低下は、紫外線や乾燥、加齢が関係しています。
紫外線の中のUVAは真皮層にまで届き、コラーゲンやヒアルロン酸などをつくりだす細胞にダメージを与えます。そして、コラーゲンやヒアルロン酸などの生成量が減ってしまう原因になってしまうのです。
また、肌が乾燥した状態、すなわち角質層の水分保持力が低下した状態になると、真皮層の水分を十分に維持することができなくなり真皮層の負担となります。
最後に加齢です。赤ちゃんの肌はハリがあり水々しいですよね。これは真皮層にコラーゲンやヒアルロン酸が多いからです。30代後半から40代になると、ヒアルロン酸は赤ちゃんの約半分程度になってしまうと言われています。
表情筋と深層筋の衰え
顔を覆っている皮膚を支えているのが表情筋です。この皮膚を支えている筋力が衰えてしまうと、下へ下へと皮膚が下がってしまいハッキリと深くほうれい線をつくってしまいます。
また、深層筋（顔のインナーマッスル）は表情筋のすぐ下にあって皮膚と一緒に動くことで、さまざまな表情をつくりだす役割を持っています。
さらに、血液から運ばれた栄養素を表情筋や肌へ運ぶポンプのような役割も持っています。
そのため深層筋が衰えることで、表情筋を支えたりポンプとしての働きが悪くなります。
表情筋は腕や足の筋肉と同じように、トレーニングなどで筋肉を使っていないと衰えてしまいます。日々の生活に表情筋を鍛えるトレーニングを取り入れることも大切ですね。
ほうれい線の原因を撃退するために
まずは日焼け止めクリームを使って乾燥の原因にもなる紫外線を対策しましょう。
春や夏といった紫外線の多い季節には紫外線対策に力を入れているけど、冬場は何もしていないという方も多いのではないでしょうか。
紫外線か冬でも降り注いでいるので、できれば一年中紫外線対策をすることをオススメします。冬になってまで日焼け止めクリームを使うのはイヤだ、という方紫外線カット効果があるファンデーションを使うといいでしょう。
また、洗顔後やお風呂のあとにたっぷりの化粧水と美容液、乳液で保湿することも効果的です。「ちょっと多いかな」くらいの化粧水がベスト。ほうれい線にしみこませるように、マッサージを同時に行うとなお効果的です。
表情筋と深層筋のたるみは、顔周辺の筋肉をほぐすことで改善することができます。
普段から食事をするときは柔らかいものばかりだけでなく、あごや口の筋肉を使うためにも歯ごたえのあるものも取り入れることをオススメします。小腹が空いたときにスルメや小魚、ナッツ類を食べるのが手軽でいいですね。
毎日の積み重ねがハリのある頬をつくるので、筋肉が固まらないように意識してスキンケアを行い、ハリのある肌を目指しましょう。