「あれ、くすんでる!?」気づいた時が始め時! 30代からのくすみ対策

20代の頃はもっと透明感のあるお肌だったのに、最近くすみを実感することが増えてきた……とお悩みの方は少なくないのではないでしょうか。
実はくすみには種類があり、それぞれの原因にあわせた正しい対策をすることで、お肌をよりきれいな状態にすることができるのです。
40代、50代と年を重ねるその前に、正しい対策方法を知ってくすみ知らずのお肌をキープしましょう!

タイプ別・くすみ対策方法

灰色くすみにはやさしくピーリングを

灰色がかって見えるくすみは、お肌のターンオーバーの遅れで角質が厚くなってしまうのが原因です。角質が厚くなると光の反射が乱れ、くすんで見えるようになります。

灰色くすみのお肌は、週に1~2回、ピーリング専用石鹸などでやさしく余分な角質を取り除いてあげましょう。
あくまで「余分な角質」を取り除くことが重要なので、決してやり過ぎないようにすることが大切です。

ピーリング後のお肌は皮脂が減少してとても乾燥しやすくなっているので、保湿は忘れないようにしてくださいね。
低刺激の保湿化粧水をたっぷりと使い、水分をどんどん補給しましょう。化粧水の後にはお肌にハリを与える美容液を、特に皮膚の薄い部分などを中心につけます。最後は減少した皮脂の代わりにクリームや乳液などを塗り、潤いが逃げないようにカバーしてください。

メラニンくすみは紫外線と摩擦が大敵

メラニンくすみは、日焼けや摩擦、炎症などのダメージをお肌が負った際にメラニンの排出がうまくいかず、色素沈着を起こしてくすみとして残ってしまった状態のことです。
また、ニキビあとや合わない化粧品を使ったときなどのかぶれが原因になることもあるので、注意が必要です。

ターンオーバーが低下してくる30代は、年間を通して日焼け止めを塗るなどして、今まで以上に紫外線からお肌を守るようにしてください。さらに、ニキビや吹き出物はあとが残らないよう、念入りにケアするようにしましょう。

ニキビや吹き出物をキレイに治す基本は洗顔と保湿です。お肌を常に清潔に保ち、潤いのある健康な状態にしてあげれば、ターンオーバーが正常になり、ニキビあとなどの色素沈着を防ぐことができます。
洗顔の際にもなるべくお肌を摩擦しないように、洗顔料をたっぷりと泡立ててやさしく洗いましょう。また、クレンジングの際も同様に、力の入りにくい薬指を使って丁寧に行ってください。

乾燥くすみには保湿が肝心!

お肌が乾燥すると、角質層のキメが乱れてくすんで見えるようになります。
また、乾燥によってお肌のバリア機能が低下すると、摩擦や炎症などによる色素沈着も起こりやすくなってしまいます。

乾燥によるくすみを改善するためには、何よりも保湿が重要です。
洗顔後などには化粧水でしっかりと水分を補給して、その上から保湿効果の高い美容液やクリームを塗り重ねて油分も追加し、お肌の奥に閉じ込めるようにしてください。

乾燥くすみには「洗い過ぎない」ということも肝心です。お肌に必要以上に刺激を与えてしまったり、必要な皮脂まで洗い流してしまわないよう、過剰な洗顔やクレンジングは避けましょう。

青黒いくすみには血行の改善が必要

「顔の血色が悪い」「青黒く見える」と思ったら、お肌の血行が悪くなっているのかもしれません。

血行を改善するには、マッサージが効果的です。
マッサージをするときは指の滑りをなめらかにするためにクリームを塗り、肌を刺激しすぎないようにやさしく行いましょう。血液やリンパの流れを意識して、顔から首、鎖骨へ流すようにマッサージします。

マッサージ

また、血流を滞らせるような生活習慣を見直すようにしてください。お風呂の時には浴槽にしっかりと浸かって体を温めるようにする、普段からなるべく体を動かすように心がける、睡眠を十分にとるなど、小さなことからで構いません。
健康的な生活習慣が、一番のブライトニングになりますよ。

くすみは、毎日の地道なお手入れで改善することができます。
思い立ったが吉日です。「あれ、くすんでる!?」と気づいたら、早めの対策を心がけましょう!